不動産業界のDX化⑦
RPAの活用の仕方
「RPA」を活用する場合、提供している会社も多いので、自分の会社に合うものを選定する必要があります。先ず、大きく分けて、スタンドアロン型とサーバー型がありますが、中小規模事業者の場合は、「RPA」をパソコンにインストールして使用する、スタンドアロン型をお勧めします。スタンドアロン型はサーバー型に比較すると、リーズナブルですので、後は何社かピックアップして、自社に合いそうなものを選んでください。
さて次は、どの業務を「RPA」化するかですが、自社の中で、パソコン上で行う定型的な反復業務をピックアップしてください。例えば、毎日数時間同じ業務をするというものは勿論ですが、一週間に1回とか毎月の定型業務でも構いません。兎に角、定型的な反復業務です。
また、最初から最後までパソコン上で行う業務でなくても大丈夫です。例えば、最初にパソコンで資料を作成し、その後、お取引先に電話をして、その結果をパソコンに入力するという場合でも、電話以外のパソコン業務のところを「RPA」に置き換えるということで大丈夫です。
「RPA」化する業務が決まりましたら、「RPA」の提供会社にシナリオ(RPAを運用するための計画書)を作成してもらうわけですが、それも難しくなく、パソコン業務を動画で撮影し、簡単に説明することでこと足ります。
以上、簡単に説明してきましたが、システム開発と違って、開発して導入するまでの期間も短期間で、最初の打合せから1カ月もあれば「RPA」を稼働させることも可能な場合もあります。稼働すれば、確実に業務効率は上がりますし、「RPA」が動いている時間は、定型的な反復業務から解放され、もっと創造性の高い業務に取り組むことも可能となります。
補助金活用
どうでしょうか。DX化の初めの一歩として、「RPA」の導入を検討してみては。
その際に、有効に活用できる「補助金」として、「IT導入補助金」「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」がありますので、合わせてご検討ください。もちろん、「行政書士たかした事務所」でもご相談をお受けしていますので、お気軽にご連絡ください。https://office-takashita.com/subsidy/