プライバシーマークを取得してみませんか①
プライバシーマークって必要?
今回から、「プライバシーマーク」の取得について、私の経験もふまえてお話していきたいと思っています。皆様の中でも、個人情報を事業として取り扱っていて、その重要性は理解しているが、何から手を付けていけばいいのか、自分たちですべてできるのか、どこかのコンサルにお金を払ってお願いしなければいけないのか等、考えるだけで面倒だという方も多いのではないでしょうか。しかし、個人情報管理に対する、社会の目はますます厳しくなっていますし、「プライバシーマーク」の認証の取得は、企業価値の向上や競合他社との差別化の側面でも重要となりますので、是非取得をお勧めします。
プライバシーマークとは
一般社団法人「日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)」のホームページに、「プライバシーマーク制度」の説明として、以下の内容が掲載されています。
【プライバシーマーク制度は、日本産業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」に準拠した「プライバシーマークにおける個人情報保護マネジメントシステム構築・運用指針」に基づいて、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を評価して、その旨を示すプライバシーマークを付与し、事業活動に関してプライバシーマークの使用を認める制度です。】
同じく一般社団法人「日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)」によりますと、「プライバシーマーク」付与事業者数は、2022年9月30日時点で、17,222社となっていて、業種別には以下のとおりです。
業種別に見ると、「サービス業」が多く、その中では「情報サービス・調査業」が7,076社と圧倒的となっています。そして、サービス業の中にある「不動産賃貸業・管理業」が149社、また、「不動産業」は保険業が151社、不動産取引業が137社と、比較的顧客の個人情報を取り扱う不動産関連の会社の「プライバシーマーク」の取得は現状としては意外と低いと言えるのでないでしょうか。ということは、何か取得についての壁があるということになると思いますが、次回はその壁越えについてお話していきたいと思います。
※プライバシーマークに関するお問い合わせは、行政書士たかした事務所まで、お気軽にお問い合わせください。